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【宮崎県日向市】大御神社

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宮崎県日向市鎮座の大御神社
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神門
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大御神社は、皇祖天照大御神を御祭神とする古社で、創建の年月は詳らかではないが当社に伝わる「神明記」その他の古文書によれば往古皇大御神 日向の国高千穂に皇孫瓊瓊杵尊を天降し給うた節、尊は当地を御通過遊ばされ、千畳敷の磐石にてこれより絶景の大海原を眺望され、皇祖天照大御神を御祭りして平安を記念されたと伝えられ、後世此の御殿の霊石の在りし所に一宇を建て皇大御神を勧請し村中の鎮守と崇敬し奉ると言う。

 また神武天皇御東征の■、大鯨を退治された御鉾を建てられたことから、鉾島が細島に転じたと伝えられているが、天皇はこの時伊勢ヶ浜(脇の浜)から港に入られ、皇大御神を奉斎する御殿(現在の大御神社)に武運長久と航海安全を御祈願されたと伝えられ、大御神社の西に横たわる櫛の山(■の山)と東に隆起する米の山(久米の山)は神武天皇の先鋒の天櫛津大久米命の名に因むものであると言う。その後当社は日知屋城主伊藤氏ら歴代城主はもちろん、延岡城主、幕領代官等に崇敬され、地方の氏も「日向のお伊勢様」と呼んで崇敬し且親しんできたのである。最近ことに御神徳を慕って県内外の参拝者が激増している。

大御神社の社名は天照大御神の大御をいただいて社名としたと伝えられている。現在の御社殿の改築は昭和十三年に完成し、資材は高千穂地方の神社の境内木が使用されている。


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この巨石(神座)は、国家「君が代」に詠われている「さざれ石の巌」です。

今から約二千万年前、日本列島がユーラシア大陸の縁にあったとき、このあたりは広範囲にわたり浅い海岸平野でした。

そして大きな川があり、河口付近には大量の「細石」がたまって、粘土・砂などと混じり長い年月の間に固まり、巨石「さざれ石の巌」となりました。


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さざれ石
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この水窪周辺は今から五千年前(縄文時代)の人が龍神信仰をしていた古代遺跡です。古代の人々は、岩を渦状に刻み龍を表し底には生命の源である龍玉を納め、それを守るように山水を注ぎました。

 当時の人々は龍玉を抱え守る龍神の姿に日々の安寧と守護を祈り、後々の世までも続く幸福を願ったのでしょう。

 また、皇孫瓊瓊杵尊がご降臨されたおり「神座」にて絶景の大海原を眺められたと伝えられていますが、この岩上も古代祭場であることが判明しました。


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龍神の霊
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瓊瓊杵尊も見た大海原
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拝殿
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本殿

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神社名 大御神社
住所 宮崎県日向市伊勢ヶ浜
TEL 0982-52-3406
御祭神 天照大御神
創建年  
社格  
建築様式  
駐車場
御朱印