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【長崎県佐世保市】住吉神社

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長崎県佐世保市鎮座の住吉神社
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本神社の縁起は古く、日本書紀の時代にさかのぼり社伝によれば、第十二代景行天皇(約1650年前)が日向の熊襲撃征の九州に行幸されしとき、西海の針尾島を通られ、早来瀬戸の航海安全のため上原の地に住吉大神を配祀され、降って■■田の地に遷座されました。その後平安時代初期の弘仁十四年(西暦824年)第五十二代嵯峨天皇自らの手になる木造を相殿に奉斎し本神社の基礎ができました。

 古くから彼杵群の宗廟とされ、大祭には郡内の浦々四十八村から御餅が奉納され領主の参拝がありました。

 当速来地方が大村市の支配から離れ、北方の平戸松浦の■地になると、この手厚い保護と崇敬をうけることになり、文禄元年(1592)初代藩主松浦法印鎮信公は、文禄の出征にあたり■の安全を祈願して陣太鼓ほかの武具を奉納しました。その後、第十代藩主観中熙公は扁額を、第十一代藩主諦乗曜公は絵馬を奉納するなど江戸時代を通して藩の別段崇敬社としての社格をもちました。

 この間、社名も住吉大明神から住吉宮にさらに維新後の明治七年(1874)に住吉神社となり、同時に郷社に列せられて現在にいたっています。

 本神社の御祭神であります三柱の筒男命は住吉三神とも称され、綿津見三神宗像三女神とともに三大海神とされ、航空安全、海上平安や寿福慶賀、農耕豊作をかなえる海神として西日本一帯で信仰されてきました。美しい自然と海山の幸にめぐまれる当地方でも古くから住吉信仰がさかんで、本神社はその中心的な神社として一千余年の歴史を歩んできました。


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拝殿
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本殿

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神社名 住吉神社
住所 長崎県佐世保市広田2丁目5−2
TEL 0956-38-2528
御祭神 底筒男命中筒男命表筒男命
創建年 約1650年前
社格 郷社
建築様式  
駐車場
御朱印