祭神伊弉諾尊は神代よりの御鎮座なり
その歴史は古きお社にて国土を化成し万民の始祖としますが故に神功皇后の三韓御征伐の節、香椎宮にて大臣武内宿祢を召して異敵征討の御廟算あらせられし諸神を祈り祭り給えと神託有りしかば(中略)皇后終りに報賽として山頂に社殿を改造し給いしを始とし上古より神徳顕著にして上下の尊崇厚き神社なり、中古に至り伊弉諾尊を中座とし右側に八幡大神、聖母大神、宝満大神を祀り左側に天照皇大神、志賀大神、住吉大神を祀れり、慶長五年黒田長政公当国を領せしより郡の崇廟として崇敬厚く、明治五年十一月三日に郷社に、明治二十九年五月四日県社に列せらる。
有形文化財として石造狛犬昭和三十二年八月五日指定、太祖神楽無形文化財として昭和三十五年四月十二日県指定
太祖神社下宮のクスノキとオガタマノキ(篠栗町指定天然記念物)
若杉山の麓(標高約80m)に位置する太祖神社下宮は、古代から霊山若杉山を望む神社として、地元の方々によって守られてきた神社です。毎年、春と秋には、江戸時代から続く伝統芸能太祖神楽(福岡県指定無形民俗文化財)が、奉納される神社としても知られています。その境内には、クスノキ科常緑樹のクスノキを中心に大小様々な樹木が群生しています。そのうちの巨大なクスノキを1号木から4号木に、東側にあるモクレン科常緑樹のオガタマノキを5号木として指定しています。中でも2号木は、古くから当社の御神木として地元の方々に崇められた樹木です。胸高直径は2mを超えており、町内に存在する巨木の中でも最大級のものです。また、オガタマノキは町内でも数少ない樹木の一つであり、通常の大きさの2倍以上に成長した非常に珍しい樹木の一つです。このクスノキとオガタマノキを、篠栗町の貴重な自然遺産として、将来にわたり保護していきましょう。
拝殿
本殿
神社名 | 太祖神社 |
住所 | 福岡県糟屋郡篠栗町若杉1047 |
TEL | |
御祭神 | 伊弉諾尊、天照大神、志賀大神、住吉大神、八幡大神、聖母大神、宝満大神 |
創建年 | |
社格 | 県社 |
建築様式 | |
駐車場 | 有(公園駐車場第4を使用) |
御朱印 |