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【熊本県天草市】切支丹墓碑群

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切支丹墓碑群

 この墓碑群は本町大字中字御子ノ浦(ミコノウラ)から昭和42年に発見された。郷土史家及び当時の本渡キリシタン館長「亀井氏」の鑑定結果、隠れキリシタン墓碑であることが判明した。これにより「天草・島原の戦い」(寛永14年~15年:西暦1637年~1638年)の後、大矢野には宗徒はいなかったとの説は覆された。厳しい取り締まりを巧みにのがれ仏教徒を装って信仰していたと思われる。墓石8基と石仏も見つかっており、「寛政●年●月●日天」と記され、墓石が乗っている台座の見えないところにはクルスが刻まれている。

 この種の遺跡は珍しく学術的にも貴重なものである。


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切支丹墓碑群

 

 

遺跡名 切支丹墓碑群
住所 熊本県上天草市大矢野町
TEL  
年代 寛政
指定区分  
駐車場