【山口県山口市】仁壁神社
当神社の獅子頭は、江戸時代初期の慶長13年(1608年)に造られたもので、総長55・7センチです。楠材で、頭部(上顎部とも)と下顎部をそれぞれ別々の材から掘り出し、鉄鎧でつないでいます。彩色は、外面を艶消しの黒漆塗りとし、内面はすべて朱漆塗りです。唇は朱、歯は金泥彩です。ほとんど起伏を見せない扁平な頭で、顎の奥あたりから後頭部にかけて巻髪をたたみ、太い眉を寄せ、眼を怒らし、瞳に銅板の金輪を入れています。鼻は小鼻を横に大きく張り出していますが、特に甲高ではありません。上顎、下顎とも起伏に乏しく温和です。
下顎部の裏面に「周防国 三之宮 慶長拾三年甲戌二月吉日」の陰刻と、頭部の内面に「新見作」という作者銘がありますが、新見については他に作品が見あたらず不明です。
拝殿
本殿
神社名 | 仁壁神社 |
住所 | 山口県山口市三の宮2丁目9−1 |
TEL | 083-923-0342 |
御祭神 | |
創建年 | |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 |