【山口県長門市】元乃隅稲荷神社
龍宮の潮吹とは、打ち寄せる波が海面近くの、わずか縦1m、幅20㎝の穴に突入し、上方に海水を噴出させる噴潮現象のことです。北よりの風が吹き海が荒れると潮が上がり、気象条件が揃うと海水を最大30mも吹き上げることもあります。その様子は、まるで龍が天に向かって昇るようにも見えると言われています。
龍宮の潮吹
「龍宮」は、この地帯の海触地形の総称です。この地帯は第4紀洪積世(現在より約200万年~1万年前)の安山岩からできています。岩の間に黄色く見える部分が流紋岩で、その部分が波で削れて洞ができます。
その洞内に打ち寄せる波が突入するごとに、圧縮された洞内の空気が縦約1m、横約0.2mの隙間より外に出ていこうとして海水を一緒に吹き上げる現象が見られます。吹き上げる海水は、北東の風が吹き海が荒れると30mに達することがあります。
この一帯の海岸は岩礁洞穴に富み、龍宮洞、龍宮の舟隠しと称される小さな湾等があり、景観は人の目を楽しませています。
この奇観は龍神のなせるわざとして、広く里人の間に信仰を集め、とりわけ旱ばつの際には近郷より雨ごいに集まる人が多かったと言われます。
元乃隅稲成神社は昭和30年二白狐のお告げにより、島根県津和野町にある太鼓谷稲成神社から分霊された神社です。日本海の大パノラマを背に連なる123基の鳥居の景色は圧巻。参道出口に建つ大鳥居の上部に設置された賽銭箱に見事、賽銭を投げ入れる事ができたら願いが叶うと言われています。
元乃隅稲成神社由緒
近隣の、ある神社の関係者が、この地の景観を見初め、神社からこの地に移転の申込みがあった。その日の深夜、一匹の白狐が、岡村斎の枕元に現れ、昔からのかかわりを、詳しく話した後、「斎、他の神を祀るとは何事だ、吾をこの地に鎮斎せよ、そうすれば必ずその真心に応えよう」との、お告げに従い、昭和三十年四月元乃隅を神定の聖地とみなし、元乃隅稲成神社を奉斎。
社は小さくとも、霊験は際立っており、多くの人々の口コミで広く知られ、商売繁盛、大漁、海上安全は元より、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就、願望成就の大神です。
神社名 | 元乃隅稲成神社 |
住所 | 山口県長門市油谷津黄498 |
TEL | 0837-26-0708 |
御祭神 | |
創建年 | 1955年 |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 | 有 |