【山口県岩国市】岩国白蛇神社
国指定 天然記念物
「岩国のシロヘビ」
説明
天然記念物「岩国のシロヘビ」は、岩国市にだけ生息している世界でも珍しいヘビで、商売繫盛・開運の守神様などと言い伝えられております。
ヘビの白色変種が、安定した遺伝形質を維持して特定の地域に集中的に生息している例は世界にも例がなく、学術的にも極めて貴重な存在であります。
しかし、近年生息地域の都市化が進み、シロヘビの数が減少しつつありますので、岩国市では財団法人岩国白蛇保存会とともに保護保存対策につとめております。
岩国白蛇神社由緒
わが国最古の歴史書『古事記』に「天照大御神が弟である須佐之男命と天安河を隔てて誓約された時、狭霧の中に生まれ給ふた」と記されている神で、福岡県宗像市の宗像大社に祀られる三女神として、古くから海上守護の霊徳を仰がれた神である。
【御祭神】宇迦之御魂神(宇賀弁財天)
八世紀に編纂されたわが国の正式な歴史書である『日本書紀』では伊邪那岐、伊邪那美の二神の子となっており、食物の神・稲の霊とされている。穀霊神・福神として民間に古くから信仰されている神で、京都伏見稲荷大社の御祭神でもあり、五穀豊穣のみならず衣食住、商工業の幅広い神徳が仰がれている。
【御由緒】
岩国白蛇神社は、三大弁財天の一つである厳島神社(世界遺産)の御祭神を勧請し、平成二十四年十二月十六日鎮座祭を斎行し創建されたものである。
当神社はこの今津の地域の人々をはじめ多くの岩国市民の長年に亘る白蛇(天然記念物に指定)への保護と信仰に基づき、昭和三十年白蛇保存会の設立より半世紀を経ての悲願が結実したものである。
古来より日本人は、白色した動物を神々の化身として神聖視し、いつの時代も大切に守ってきた。今津川河畔には吉川藩の米蔵があり、度々白蛇が現れており、鼠の食害からの守護神として、いつの頃からか弁財天(インドの水の神)と習合させて、白蛇堂や祠を建てた。そして、平成二年には当地に神社として移設されて、今日の「岩国白蛇神社」として発展したものである。
拝殿
本殿
神社名 | 岩国白蛇神社 |
住所 | 山口県岩国市今津町6丁目4−2 |
TEL | 0827-30-3333 |
御祭神 | 田心姫神、喘津姫神・市杵島姫神、宇迦之御魂神 |
創建年 | 2012年 |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 |