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【大分県大分市】西寒多神社

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大分県大分市鎮座の西寒多神社
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創祀は遠く応神天皇九年四月に武内宿祢勅命を奉じて西寒多山(本宮山)山上に宮殿を建立すとあり延喜式内の大社として国司をはじめ武将の信仰あつく、特に大友能直公、宗麟公をはじめ代々の尊崇厚く応永十五年(1408年)三月、大友親世公社殿を現在地に遷し、家内安全、婚姻、学問、農業、食物、厄除、交通安全、消防の守り神として国民の崇敬いよいよ深く、明治四年五月十四日国弊中社に列格、豊後の国の一の宮として皇室及び国家の優遇を受け宝物として宗麟愛用の印章四個、大友能直織田信長豊臣秀吉徳川家康の古文書を有し、現在別表神社として崇敬をあつめている。


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万年橋(県指定有形文化財

軽快で美しい弧線を描く、太鼓橋とも呼ばれる石造単アーチ橋です。全長22m、幅3m、11mの径間に対してアーチの高さが3.9mと低く、アーチと路面の間も狭いのが特徴です。江戸時代末1862年文久2)、延岡藩寒田村の庄屋佐藤氏らが発起し、大野郡北村の石工後藤氏らによって同年完成しました。

 神庫(市指定有形文化財

本殿の西に位置する校倉造りを特徴とした入母屋造り桟瓦葺き、高床式の建物です。校木を井型に組み合わせた井篭組みという形式の校倉造りで、県下では余り例がありません。1886年(明治19)6月に改築したもので、桁行5.73m、梁間4.8m、床高0.98mです。

 

フジ(市指定天然記念物)

 各地の山野に自生するつる性の落葉低木で、他物に右巻きに巻き付きます。4月下旬頃、紫色の蝶形花が、多数総状花序(穂状)をつくり、長さ20~90cmにも垂れ下がった情景は見事です。大分県内では、このようなフジの大木は珍しく、学問的にも貴重です。
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万年橋
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拝殿
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本殿

 

神社名 西寒多神社
住所 大分県大分市大字寒田1644
TEL 097-569-4182
御祭神 月読尊、西寒多大神天忍穂耳命応神天皇神功皇后、武内宿祢、伊弉諾大神伊弉冉大神、大直日大神、神直日大神、天思兼大神、大歳大神、倉稲魂大神、加具土命、天児屋根命経津主神
創建年 279年
社格 国弊中社、豊後の国一の宮
建築様式  
駐車場  
御朱印