【福岡県田川市】春日神社
神世の昔、豊櫛弓削高魂産霊命則ち高皇産霊命三世孫、天日鷲翔矢命と御子の長白羽命は天磐樟船(古き伝えで御社より申酉方の凡十余丁に船尾山有り、是即神の乗らせし磐樟船山と成る古跡也)で二神天降り座して此里に住給いて常に弓矢を造らせ給う成り。
長白羽命の子孫達は祖先の豊櫛弓削高魂産霊命、布都主命、武甕槌命の三柱を祀り弓削大神、弓矢の神と世々仕え奉る(宮処を眺め常に木栄えたる地を常盤山と名付け氏神として此地に祀る)故に此の地を弓削の庄と言う、後に郷の名と大御神の御名が同じを恐れ、田の一字を加え弓削田と言う。
後に光仁天皇宝亀六年(西暦七七五年)に天日鷲翔矢命より三十一世孫の弓削連豊麿豊前弁に成るや、神代より深き因縁有ると奈良都春日大社の御分霊を勧請し弓削大神と合わせ奉る成り。
弓削田春日大明神と奉斎り、豊前国弓矢の神と鎮座する。
「神楽」の起源
昔から人々は、神々はあらゆるものに宿ると考えてきました。人の住む世界にやってこられた神々を迎える方法のひとつが、神懸りした巫女の言動から託宣を知るものでした。巨石や巨木など、神々を迎える場をカミクラ(神座)といい、その前で行われた舞こそが神楽だったのです。
「春日神社」
春日神社は、今から約1240年の昔、藤原氏荘園時代の宝亀6(西暦775)年、氏神である弓削大神に、奈良県・春日大社より春日四所大明神の御分霊を勧請して荘園鎮守神とした由緒を持つ地域の古社です。
「春日神社岩戸神楽」
岩戸神楽は、神社に伝わる最古の文献「元亀の宮帳」をたどると、神楽面の塗り替えしたという記録があり、約400年もの歴史があります。春日神社の「御神楽之栞」にまとめられた演目は33番あり現在は、そのうち13番が奉納、上演されています。
戦後、一時中断されていた神楽ですが、昭和45年「春日神社岩戸神楽保存会」が結成され、また、高千穂神楽を基本としながらも一部出雲神楽が混交した大変珍しい神楽として平成3年11月15日、福岡県無形民俗文化財(第70号)に指定されました。今では5月の神幸祭、7月の夏越祭、10月の神街祭に郷土芸能として奉納されています。
鹿の像
拝殿
神社名 | 春日神社 |
住所 | 福岡県田川市宮尾町6−13 |
TEL | 0947-42-1139 |
御祭神 | 武甕槌命、布都主命、豊櫛弓削遠祖高魂産霊命、天津児屋根命、姫大神 |
創建年 | 775年 |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 |