【福岡県久留米市】日吉神社
神木夫婦銀杏
須佐之男命の孫大山昨命を祀る日吉神社は正保四年、有馬藩主二代忠頼公の砌、藩民参詣に便を計り城内から当地十軒屋敷に遷座されたが、その折に通町五丁目からを参道とし松三十本、銀杏一対を植樹された松は時代の推移と共に枯損したが雌雄の銀杏は今もって年々無数の子宝を育み、久留米市民の繁栄を象徴している。
このように雌雄並立している銀杏は全国にも稀であり、当社においてはこの樹霊を夫婦円満、子孫繁栄の象として仰いでいる。
神木夫婦銀杏
古事記上巻に「大山咋神亦名山末之大主神此神者坐近淡海国之日枝山亦坐葛野之松尾用鳴■神者也」と記され、滋賀県大津市坂本に鎮座の旧官幣大社日吉大社が御本社である。御神名の如く、山、水、木の清浄なるを司り給い、古くは酒造守護、皇城鬼門守護や方除守護神としても崇められ、魔除招福の御神威により、万物の生成発展を神助し給う。
当神社は古記によれば、遠く治承年間西暦1177年頃に、現篠山城趾辺りの土豪館内の守護神として祀られていたと伝えられ、以後歴代城主の尊崇を受けてきた。
正保四年、城郭拡張の必要と藩民参拝の利便を計る為、有馬家二代藩主忠頼公の意によって、現在地に二十間四方の社地を定められ、城内二の丸から東久留米地域の総氏神として遷座され東久留米山王宮または十間屋敷山王宮とも呼ばれていた。
宗社の称は、四代藩主頼元公が特に崇敬の念篤く、「久留米宗社」と刻んだ御神鏡を奉納したことに依る。
明治に入り社名を元来の「日吉神社」に改め同六年には地域町名も日吉町と改称された。
拝殿
本殿
産霊宮
宇美大神は神功皇后が応神天皇を無事産み給うたとの故事により、古来安産の神として信仰があり、淡嶋大神は医薬の神として仰がれ、特に婦人の病気平癒、子授け等に霊験あらたかとされています。
当宮では特に日吉大神の破魔招福の御神威と併て参拝者の生成発展を祈願するものであります。又境内の御神木、夫婦銀杏が毎年多くの実をむすぶことに因み、良縁結び、夫婦円満守護の神とも仰がれます。
産霊宮
神社名 | 日吉神社 |
住所 | 福岡県久留米市日吉町106−25 |
TEL | 0942-32-3770 |
御祭神 | 大山咋命 |
創建年 | 1177年 |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 |