【東京都台東区】上野東照宮
藤堂高虎(1556~1630)は上野山内の屋敷の中に、徳川家康を追慕し、家康を祭神とする宮祠を造った。これが上野東照宮の創建といわれている。あるいは寛永四年(1627)、宮祠を造営したのが創建ともいう。もとは「東照社」と称していたが、正保二年(1645)に宮号宣下があり、それ以後家康を祭る神社を東照宮と呼ぶようになった。
現在の社殿は、慶安四年(1651)、三代将軍家光が大規模に造り替えたもので、数度の修理を経ているが、ほぼ当初の姿を今に伝える。社殿の構造は、手前より拝殿、幣殿、本殿からなり、その様式を権現造という。社殿は都内でも代表的な江戸時代初期の権現造りで、華麗荘厳を極めている。
唐門、透塀は社殿とともに構造、様式が優れており貴重であることから、参道入口の石造明神鳥居、唐門前に並ぶ銅燈籠四十八基と合わせて国の重要文化財に指定されている。
東照宮略記
縁起
元和二年二月見舞いの為、駿府城にいた藤堂高虎と天海僧正は危篤の家康公の病床に招かれ三人一処に末永く魂鎮まるところを造って欲しいと遺言されたそこで高虎の家敷地であるこの上野の山に寛永四年(1627年)に本宮を造営したその後、将軍家光はこの建物に満足出来ず、慶安四年現在の社殿を造営替えし、江戸の象徴とした。
唐門(左甚五郎作竜)透堀拝殿(金色殿)幣殿本殿棟札
銅燈籠表参道大鳥居ー以上重要文化財
紅葉山鳥居(寛永三年)石灯籠220基主に(慶安四年)水舎門(慶安四年)お化灯篭(寛永八年)
茶室(明暦二年)新門辰五郎水舎(明治六年)
神楽殿(明治七年勾配の美都下随一)陣羽織(都重宝)辻ヶ花染胴服(都重宝)
拝殿
神社名 | 上野東照宮 |
住所 | 東京都台東区上野公園9−88 |
TEL | 03-3822-3455 |
御祭神 | 徳川家康・徳川吉宗・徳川慶喜 |
創建年 | 1627年 |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 |