【福岡県宮若市】犬鳴御別館
福岡藩犬鳴御別館(黒田五十二万石)
犬鳴御別館は、幕末福岡藩家老職の勤皇派加藤司書により建てられた、城郭の構造をもつ館です。福岡城が海岸に近いため、もし外国との戦争が起こった時、藩主をかくまうために築かれました。館は、藩の勤王派の弾圧により一時中断するが、御茶屋(藩主の休憩所)として完成します。
正面右に大手門、左に搦手門や石垣、城内に庭園跡、司書の記念碑などが残っています。
文書によると、城内に藩主館、城外に長屋や宝蔵、火薬蔵などがあり、東側の西山連山の峠などの五ヶ所に番所を築くとあります。別館は福岡藩で最後に造られた城として貴重です。
加藤司書が作った歌
すめら御国の武士は いかなる事をか 勤むべき
ただ身にもてる真心を 君と親とに尽くすまで
加藤司書忠魂碑
石垣
遺跡名 | 犬鳴御別館 |
住所 | 福岡県宮若市犬鳴 |
TEL | 0949-32-3210 |
年代 | 江戸時代 |
指定区分 | |
駐車場 | 有(途中まで車で行ける) |