【九州八十八箇所百八霊場】27番 蓮城寺
石造宝塔
石造灯篭
一寸八分観音
炭焼小五郎夫婦は、家運富み栄え、欽明帝より真名野長者の称号をおくられ、豊後の国司の宣旨を蒙る程になったが、子供に恵まれなかった。
貿易商の竜伯が持参した闇浮堤金の一寸八分観音像を信仰した処、玉のような般若姫を授かった。般若姫は稀世の美人として遠く唐土まで聞こえ、欽明帝第四皇子橘豊日皇子(後の用明帝)と結ばれ、三年程して皇子は郡に帰還されるが、般若姫も皇子の後を追って都に上る途中、山口県大畠浦で暴風雨に遭い、それが原因でこの地で亡くなられた。長者は大変悲しんで、般若寺を建立して般若姫の菩提を弔った。般若姫は遭難の時、母の玉津姫から戴いた一寸八分観音像を海に投じて難から逃れたが、後一寸八分観音像は大魚の腹中から発見され、聖徳大師(用明帝の皇子)の命により、豊後国蓮城寺に差し戻され、現在に到っておる。毎年1月10日御開帳があり、遠近の参詣者から安産又は海難予防の仏として厚く信仰されておる。
大師堂
長者堂
本堂
寺名 | 蓮城寺 |
住所 | 大分県豊後大野市三重町内山527 |
TEL | 0974-22-0598 |
本尊 | |
創建年 | |
駐車場 | |
備考 |