【九州三十三観音霊場】15番 興禅院
興禅院
字田中市にある。龍雲山と号し曹洞宗に属する。禅寺である。
寺伝によれば応安三年(西暦1370年)に創建されたというから歴史は古い。慶長年間の地震により伽藍ことごとく崩壊したが、石垣原の合戦後、当時、由布院を支配した、細川忠興の命により再建されたものである。
全盛時代には、由布院内に末寺が二九もあったという。キリシタン禁令の折、転宗のための天罪起請文の中にも請人として、この寺の僧侶の名前が出てくる。
境内には板碑が一基ある。豊後の石碑は大友入国で鎌倉の御家人がもたらしたと言われている。表面には不動明王とあらわす梵字「カーン」がきざまれている。
「恩讐の彼方へ」で有名な禅海が発起して得度した寺という伝説でも有名である。
カーンの板碑
キリシタンの墓
本堂
寺名 | 興禅院 |
住所 | 大分県由布市湯布院町川南144−1 |
TEL | 0977-84-2543 |
本尊 | |
創建年 | |
駐車場 | |
備考 |