光神の庚申六地蔵塔
末吉は六地蔵が5基ある此処の六地蔵もその一つであるが、他の六地蔵と異なるのは庚申六地蔵塔であることである。
此処の庚申六地蔵はもと、財部境の田園の中に山王神社と共にあったのを、山王神社を現在の光神に遷宮する時、同時に、この六地蔵も移転したのであった。高さ1m63㎝、六地蔵、蓮台など彫刻も精密である。末吉町の頃、県文化財の候補にもなっている。
正面に「奉修庚申講諸衆欽言」と刻し年号は寛文九年(1669)郷土と百姓と一緒になって名前を列記その終わりに「右為結衆所願成就故也」とある。この六地蔵は、六地蔵に庚申講が結びついたもので、農耕神化である。