【長崎県長崎市】伊勢宮
伊勢宮略歴
當伊勢宮は今を去る三百六十余年前の寛永六年に天台宗修験南岳院存祐と云う人が長崎の繁栄天下泰平諸人安全祈願の為に外宮長官檜垣常晨の許状を得て今の地に内宮を鎮座奉斎し後、寛永十六年に幕府及伊勢神宮に請ふて外宮太神宮を併せ鎮座奉祀して此の年に長崎奉行を始め市民一般の寄付に依り宮殿が建てられ伊勢宮と称せられるやうになったのであります。其の後、三百五十年前の正保三年の御営繕より長崎總町各戸よりの寄進が永制となり當宮は御創建の初めより長崎市民皆様に依って建立営繕せられ今日に至って居る神社であります。
高麗橋と伊勢宮
写真は、高麗橋左岸から伊勢宮をみたものです。高麗橋は、当初、承応元年(1652)に長崎在住の中国人によって架けられました。その後、麹屋町の商人が私財を投じて造り替え、大正4年(1915)には上流側が鉄筋コンクリートで拡幅されました。再架された高麗橋(市指定有形文化財)は、西山ダム下の公園内に移築復元されています。奥に見える伊勢宮は、諏訪神社・松森神社とともに長崎三社の一つです。明治34年(1901)に同社で行われた神前結婚式は長崎における神前結婚式の始まりといわれています。本殿には紀貫之らが詠んだ36人の歌と肖像絵が描かれた「三十六歌仙絵」が飾られています。
拝殿
本殿
神社名 | 伊勢宮 |
住所 | 長崎県長崎市伊勢町2−14 |
TEL | 095-823-2665 |
御祭神 | 天照大御神、豊受姫大神、素戔嗚尊 |
創建年 | 1639年 |
社格 | |
建築様式 | |
駐車場 | |
御朱印 |