【佐賀県武雄市】石造閻魔王立像
石造閻魔王立像
一見して異邦の作を思わしめるこの閻魔王像は、天正十年(1582)韓国渡来の像で、運搬人二百人を要したとの銘が像背にある。
全高185cm、鎌倉期に完熟したといわれるわが国における閻魔王信仰の一端をうかがうことができる。
閻魔王は、冥界にあって、亡者の罪業を裁断するといわれる十三王のうちの中心的存在であり、極楽往生の為に我が国では信仰されるようになった。
彫刻としては、いたって簡略ではあるが、石造彫刻における半肉彫像から肉彫像に移る室町末期のさくとして価値あるばかりでなく、信仰の対象としての民俗文化財としても重要である。
閻魔王立像
遺跡名 | 石造閻魔王立像 |
住所 | 佐賀県武雄市山内町 |
TEL | |
年代 | 1582年 |
指定区分 | 武雄市重要文化財 |
駐車場 |