【大分県玖珠郡玖珠町】豊後森機関庫
蒸気機関車9600型29612号
製造年月日:大正8年1月27日 全長:16.563m
全幅:2.616m 高さ:3.816m
重量:60.35t(空車時)81.85t(運転時)
燃料:石炭6.0t水15.5t(最大積載量)
出力:870馬力 総走行距離:2,667,675.5km
最高速度:65㎞/h
展示しています蒸気機関車29612号は、「キューロク」という愛称で親しまれ、大正8年(1919年)に製造された蒸気機関車です。
この蒸気機関車は、大正8年(1919年)1月から昭和49年(1974年)12月までの55年間、長崎本線や唐津線で旅客、貨物の輸送に日夜活躍し、なかでも昭和20年(1945年)8月9日、長崎に原子爆弾が投下された時期には、多くの人、被災された方々を乗せて走り、人命救助や日本の文化の交流、経済の発展に多大な貢献をしてまいりました。
そして、列車の動力近代化に従って、昭和49年(1974年)に廃車となり、福岡県志免町の公園にて静態保存されてきましたが、製造されてから94年目になった平成25年(2013年)12月、老朽化による解体処分が公表されたことから、「もうすぐ製造から100年となる蒸気機関車を救って欲しい」との多くの方々からの救済の声が玖珠町に届き始め、志免町様と協議の結果、玖珠町が譲渡を受け、福岡県直方市の汽車倶楽部(代表 江口一紀氏)の方々に補修をお願いして、この豊後森機関庫公園に平成27年(2015年)6月に静態保存することとなりました。
私たちは、この旧豊後森機関庫と転車台とともに、蒸気機関車9600型29612号の雄姿と功績を後世に伝えたいと考えています。どうか皆さん、いつまでも優しく見守ってください。
蒸気機関車9600型29612号
転車台
遺跡名 | 豊後森機関庫 |
住所 | 大分県玖珠郡玖珠町大字帆足242−7 |
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