歴研

歴史好きの歴史好きによる歴史好きの為のブログ

大分県

【大分県豊後大野市】大迫磨崖仏

大迫磨崖仏 仏様のお姿は岩の質によって異なる 大迫磨崖仏は大日如来像とされ、牛馬の神として信仰されていますが、暗い岩窟と傷みのはげしいお姿から人々から恐れられることの多い仏様でもあります。このような容貌になった理由の一つには、彫り込まれた岩…

【大分県豊後大野市】菅尾石仏

国指定史跡 菅尾石仏 国重要文化財 菅尾磨崖仏 良質な岩壁に現された、人の技術と祈りの世界 崖を彫って造られたとは思えないほど立体的な磨崖仏。その丸くふくよかな姿からは平安時代に流行した、仏像づくりの技術と加工に適した石がこの地に多くあったこと…

【大分県豊後大野市】犬飼石仏

犬飼石仏 昼なお暗き岩窟にうかぶ不動明王 犬飼石仏は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて作られたと考えられている不動明王像で、弁髪、天地眼、上下牙など天台宗系の儀軌(造仏のきまり)を色濃く残しています。木彫仏に比べやや制限のある表現ではあ…

【大分県豊後大野市】普光寺磨崖仏

日本一の大きさを誇る磨崖仏 正面の大不動明王は、高さが11・3米で磨崖仏(浮き彫り)の中では日本最大です。左に制多迦童子、右に矜羯羅童子(いずれも5・5米)の二童子を従え、鎌倉期の作と言われています。不動は右手に剣、左手に捕り縄、盤上にあっ…

【大分県豊後大野市】緒方宮迫西石仏

大分県豊後大野市の緒方宮迫西石仏 緒方宮迫西石仏 崖に込められた祈り この宮迫西石仏も、東石仏と同じく平安時代の終わりごろ作られたと考えられています。向かって左から、薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来と配置されており、薬師如来は現世に、釈迦如来は…

【大分県豊後大野市】宮迫東石仏

緒方平野と川と滝、石仏とのかかわり 自然と歴史・文化の結節点 平安時代の終わり頃、この緒方平野では「緒方三郎惟栄」という豪族が大きな力をもっていました。そして、この周辺には緒方一宮、二宮、三宮、宮迫石仏など、平安時代に作られたとされる歴史遺…

【大分県豊後大野市】豊後大野市歴史民俗資料館

木造不動明王坐像残欠 如来形坐像より一回り小さいが像高は205㎝でいわゆる丈六の像となる。檜材を用いた一木造りで体部にのみ内刳りを施し、これに今は失われた両腕、両膝の部材を角ほぞで矧ぎ付けたと見られる。 頭頂には大ぶりの莎■、巻き髪に束ねた弁髪…

【大分県日田市】高塚愛宕地蔵尊

大分県日田市鎮座の高塚愛宕地蔵尊 豊後国日田郡馬原村高塚愛宕地蔵尊は、天平時代(八世紀半)高僧行基が諸国巡歴の時、求来里村杉原(日田市神来町元宮)に宿り、ついで馬原村岩松ヶ峯(鞍形尾)の八幡宮参詣ののち、東方高塚の里で地蔵菩薩の御利益を祈ら…

【大分県日田市】大原八幡宮

大分県日田市鎮座の大原八幡宮 仁王像 仁王像 拝殿 本殿 神社名 大原八幡宮 住所 大分県日田市大字田島2丁目184 TEL 0973-23-8951 御祭神 創建年 社格 建築様式 駐車場 御朱印

【大分県大分市】火王神社

大分県大分市鎮座の火王神社 明治四年 火王神社(宮)を村社、輿玉神社 昭和三十二年 輿玉神社を火王宮に改める 当社の草創似ついて、豊府雑志は由原の社伝を引用して、次のような縁起を伝えている。由原八幡宮影向ノ後、宮師金亀和尚、当社放生会ノ地アラン…

【大分県大分市】柞原八幡宮

大分県大分市鎮座の柞原八幡宮 柞原八幡宮 由緒略記 当宮は平安時代の天長四年(827)に宇佐神宮より御分霊を勧請し、承和三年(836)国司により社殿を造営。爾来、皇室も厚く尊崇せられた。 嘉承(1108)には、勅使の参向があり、敷地の四至を定め税を免ぜ…

【大分県大分市】大分県護国神社

大分県大分市鎮座の大分県護国神社 由緒 大分県護国神社は、大分県初代県令(現在の県知事)森下景端が、国家のため尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その遺功を後世に伝えるために、明治八年十月十八日この松栄山に建てられた「招魂社」が創建(始まり…

【大分県大分市】西寒多神社

大分県大分市鎮座の西寒多神社 創祀は遠く応神天皇九年四月に武内宿祢勅命を奉じて西寒多山(本宮山)山上に宮殿を建立すとあり延喜式内の大社として国司をはじめ武将の信仰あつく、特に大友能直公、宗麟公をはじめ代々の尊崇厚く応永十五年(1408年)三月、…

【大分県別府市】八幡朝見神社

大分県別府市鎮座の八幡朝見神社 御神木 境内から望む八幡朝見神社 拝殿 本殿 神社名 八幡朝見神社 住所 大分県別府市朝見2丁目15−19 TEL 0977-23-1408 御祭神 創建年 社格 建築様式 駐車場 御朱印

【大分県大分市】鶴崎大神宮

大分県大分市鎮座の鶴崎大神宮 鶴崎大神宮沿革 鶴崎大神宮は、明治の初め、伊勢神宮からご分霊をいただき、鶴崎の現在地に奉斎、ご鎮座坐しました神社であります。日本の親神さま、天照大御神さまが主祭神です。 ご鎮座当初は、神宮奉斎会鶴崎教会という名称…

【大分県大分市】若宮八幡神社

大分県大分市鎮座の若宮八幡神社 大友氏の初代能直が1190~1199年(建久年間)に、源氏の氏神である八幡神を鎌倉の鶴岡八幡宮から分霊したと伝えられます。 大友氏の氏神として崇拝が厚く、21代宗麟や、その父20代義鑑が神殿を修営しています。また、宗麟の…

【大分県大分市】府内城

①天守閣 天守閣は厄16mの高さを持つ4層式建物で、壁には優美さを添える華灯窓が付けられ、上棟には鯱鉾瓦が葺かれていました。今は、天守台のみが当時の面影を偲ばせています。 ②東之丸 藩主の御殿と三階櫓を含む5棟の櫓がありました。御殿は居間、湯殿、御…

【大分県大分市】長浜神社

大分県大分市鎮座の長浜神社 拝殿 本殿 神社名 長浜神社 住所 大分県大分市長浜町1丁目8−7 TEL 097-532-6452 御祭神 少彦名命、菅原道真命、倉稲魂命 創建年 社格 建築様式 駐車場 御朱印

【大分県大分市】松栄神社

大分県大分市鎮座の松栄神社 松栄神社沿革 当神社は慶長末期、上州(現在群馬県)水沼村に松平家(徳川家康生家)の祭神近正八幡宮として創祀され、戦国時代混乱治世の神、疫病災厄鎮護の神として国内に名高く国民の信仰顕著なりしため、享保十四年(1729年…

【大分県大分市】春日神社

大分県大分市鎮座の春日神社 敬神生活の綱領 神道は天地悠久の大道であって崇高なる精神を培い太平を開くの基である。神慮を畏み祖訓をつぎいよいよ道の精華を発揮し人類の福祉を増進するは使命を達成する所以である。ここにこの綱領をかかげて、向かうとこ…

【大分県日田市】咸宜園跡

遠思楼 史跡咸宜園跡の一角に建つこの二階家は、嘉永二年(1849)広瀬淡窓が六八歳のときに書斎として建てられ、遠思楼と名づけられた。 淡窓はこの楼を好んで使い、階下は書庫として眺望のよい階上では読書や思索のほか門弟や知人たちと詩会を催し、月や雪…

【大分県玖珠郡玖珠町】豊後森機関庫

大分県玖珠郡玖珠町の豊後森機関庫 蒸気機関車9600型29612号 製造年月日:大正8年1月27日 全長:16.563m 全幅:2.616m 高さ:3.816m 重量:60.35t(空車時)81.85t(運転時) 燃料:石炭6.0t水15.5t(最大積載量) 出力:870馬力 総走行距離:2,667,675.5k…

【大分県玖珠郡九重町】宝八幡宮

大分県玖珠郡九重町鎮座の宝八幡宮 御由緒 当神社は、今から約千三百年前の奈良時代・養老二年(718)二月に霊峰宝山に八幡神社の総本社宇佐神宮より、ご分霊をいただき創建されました。 『豊後国志』に「国司奉奏して祠を建て郡の惣社となす」とあるごとく…

【大分県玖珠郡九重町】宝八幡宮国東塔・板碑

宝八幡宮国東塔 宝八幡宮板碑 大分県指定有形文化財 国東塔(総高1・68m)・板碑(総高0・86m) 県指定の国東塔・板碑を含め、ここにある石造物は全て地下に錯乱状態で埋まっていたが、昭和五十三年十月地主により発見掘り出され、復元されたものである。笠…

【大分県玖珠郡九重町】松木キリシタン墓

九重町指定有形文化財 松木キリシタン墓 この墓は江戸時代の松木村庄屋松木氏の立派な墓塔の片隅にある。このキリシタン墓は大分市の鶴崎や竹田市方面などで見られるトマス型と呼ばれる形式と同じであるが、銘や十字等の刻みは見当たらない。屋根の線でアン…

【大分県玖珠郡九重町】松木自然石板碑

大分県指定有形文化財 松木自然石板碑 享禄二年(1529)の逆修碑で、銘文は「妙有一漚之前・為逆修善根也、法名■真禅定門・妙宿禅定尼・豊借先聖之趣乎・千時享禄二丑年九月二十七日 大施主敬白」とある。銘の上の梵字は、釈迦三尊仏を表し次のものが刻まれ…

【大分県玖珠郡九重町】瑞巌寺磨崖仏

瑞巌寺磨崖仏(大分県指定史跡) この磨崖仏は向かって右から 多聞天(1.70m) 矜羯羅童子(1.61m) 不動明王(2.26m) 制託迦童子(1.62m) 増長天(1.70m) の五体が半肉彫りされている。多聞天(北方の守護)は別名毘沙門天といい、持国天(東方)、…

【大分県大分市】鉄道神社

大分県大分市鎮座の鉄道神社 鉄道神社 鉄道神社は、国指定重要文化財である豊後一ノ宮・柞原八幡宮のご分霊を受けております。旅の安全や出世開運、武運長久などのご利益があると言われております。なお神社の祠は、明治44年に大分駅が開業した際に植えられ…

【大分県佐伯市】佐伯城跡とその周辺史跡

毛利二万石の城下町 ・初代毛利高政 慶長6年(1601)日田より佐伯へ移された高政は、番匠川の河口、塩屋村の八幡山に新城を築き、塩屋の浜を埋立て城下町を建設しました。 ・三代高直 寛永14年(1637)三の丸御殿を創建して藩政の場を山頂から三の丸へ移し、…

【大分県臼杵市】招霊赤猫社

大分県臼杵市鎮座の福良天満宮境内社の招霊赤猫社 赤猫社の由来 臼杵市は歴史文化の町として発展する中、強かな商業の町としても知られています。この背景には明治時代初期経済の達人と称えられた大塚幸兵衛を始めとする臼杵商人の活躍があります。 幕末から…