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【大分県大分市】若宮八幡神社

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大分県大分市鎮座の若宮八幡神社
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大友氏の初代能直が1190~1199年(建久年間)に、源氏の氏神である八幡神を鎌倉の鶴岡八幡宮から分霊したと伝えられます。

大友氏の氏神として崇拝が厚く、21代宗麟や、その父20代義鑑が神殿を修営しています。また、宗麟の祖父にあたる19代義長は、1510年(永正5)に、釣鐘と鐘楼を寄進しています。

ちなみ、3江戸時代になると、島津氏との争いにより荒廃していた当社を、竹中重利をはじめとした近世府内城の歴代城主が再築し、1644年(正保元)には日根野吉明により祭礼も再び行われるようになります。1741年(元文6)、松平近貞の娘八十姫が櫛を33枚奉納したことに月3日の祭りは御櫛形祭禮と呼ばれ、神楽や能が演じられるなど、賑やかな様子が「府内藩日記」に記されています。


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当神社は今を去る八百有余年人皇八十二代後鳥羽天皇の御宇建久七年六月藤原朝臣大友能直公豊後の守護職として入国のさい相州鎌倉鶴ケ岡八幡宮の御神霊を迎え奉り鎮守氏神として奉斎したるものなり。

爾来柞原八幡宮と共に東西の二大古社として崇敬最も厚く其の後大友氏に次ぎ早川氏福原氏日根野氏大給氏等国主の移封ありしと雖も何れも府内鎮守の神として崇敬し世々天下泰平五穀豊穣祈願し奉れり

 

豊後七社

豊後の国七社の若宮八幡社長慶天皇の御宇、大友親世氏が七か所に当若宮八幡社の御分霊を別宮として建て神領を献し神宝を調進し奉りし社なり

 

社地移転

当神社は豊府城外古加鶴より建仁元年社地を府中に移し明治十四年六月府内町今の府内アクアパーク一帯の宮地に遷座し、大正十年七月旧社地の西側、現在地に遷宮し奉る

 

楢神社

楢神社は今を去る百余年前奈良県下市郷鎮座楢神社の御分霊(子供の守護神)を菅野嘉津馬翁が若宮の境内に御勧請申し上げたのが創始でありまして、爾来子供の守護神として信仰は広く御霊験を蒙り子宝が恵まれ無事成長せる兄弟を称して大楢・小楢と呼ぶ程に現今猶様の氏子として奉賽の誠を捧げ又子供の無事成長祈願の為参詣する者多し

 

天満社

本社は昔府内天神と称し奉り市内十間堀以西二十九カ町の氏神として崇敬せられたり、南新地に鎮座の処大友神社と共に今の処へ移転せらる。文教の神として崇敬する者多し。

 

多賀神社

天照大神の御親神にまします。本社西南側石の社に奉祀古来より人の生命をまもらせ給う故に延命長寿の守り神として信仰され朝夕参拝される者多し

 

錦天満社

錦天満社は昭和四十九年八月八日錦町より遷座奉る

 

蛭子社

府内七恵比須の一社元小物座町より平成二年遷座奉る


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拝殿
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本殿

神社名 若宮八幡社
住所 大分県大分市上野町10
TEL 097-532-6452
御祭神 帯中津比古命、品陀和気命息長帯比売命、大雀命、外神に善神王
創建年 1196年
社格  
建築様式  
駐車場  
御朱印