【熊本県菊池市】鞠智城
内部の柱
米倉復元建物(20号建物跡)
概要 平成3年度の調査で見つかりました。20個の礎石(土台石)全部に柱を建てた総柱建物です。調査時に多量の炭化米と、瓦が出土しました。
構造 間口8・6m・奥行11m。床面積67.2㎡。屋根までの高さは9.1m、高床式で、床高は1.6m。壁材は、内側が平版で、外側の断面は三角形になるように加工されています。この長い木材を横方向に積み上げて壁としたのが校倉造りです。床端には鼠返しの工夫がなされています。材質は樹齢100~140年の県産杉で、扉のみヒバ材を使用しました。瓦葺き屋根で、使用した瓦の枚数は平瓦2870枚、丸瓦1800枚、瓦の総重量は約32トン。
性格 多量の炭化米が出土したことにより、米を保管する倉であったことがわかります。米俵に換算して1200俵の米を収納できる大きさです。
米倉
遺跡名 | 鞠智城 |
住所 | 熊本県山鹿市菊鹿町米原443−1 |
TEL | 0968-48-3178 |
年代 | 古代 |
指定区分 | |
駐車場 |