【佐賀県吉野ケ里町】吉野ヶ里遺跡(南内郭)
南内郭編
南内郭
南内郭は吉野ケ里の「国」の「大人」たちが暮らしながら、「国」の政治を執りおこなっていた場所と考えられています。要所に物見櫓があり、広場を中心に「王」や「大人」の竪穴住居や煮炊屋、集会の館があります。「大人」たちの中で最高の権力者が「王」と考えられています。
南内郭の門
南内郭には、南の正門、北の脇門があります。正門の両脇には、物見櫓がそびえています。
南内郭
吉野ケ里の2つの中心区域のうち、南側にあるものを南内郭と呼んでいます。濠と柵で厳重に囲まれ、中には物見櫓も設けられています。こうした特別の空間であることから吉野ケ里の指導者たちの生活の場であると考えられています。
物見櫓の上から望む南内郭
「大人」の妻の家
ここは軍事や土木工事を取り仕切る「大人」の妻の家です。中では母親が櫛で娘の髪を梳いています。
「大人」の家
ここは軍事や土木工事を取り仕切る「大人」と家族の家です。中では、道具の出来具合を見ています。
大人の妻の家
大人の家
「王」の家
ここは「王」と家族が暮らしている家です。「王」の力を示す品々が枕もとに置かれています。
王の家
「王」の娘夫婦の家
ここは「王」が結婚した娘のために建てた家です。
「王」の妻の家
ここは「王」の妻の家です。外で機織をすることもあります。
王の妻の家
煮炊屋
煮炊屋は食事を作る建物です。ここで作られた食事は「王」や「大人」たちの家へと運ばれます。
煮炊屋
「大人」の家
ここは外交を取り仕切る「大人」と家族の家です。中では「大人」がよその「国」の使者から話を聞いています。
大人の家
こちらは、防具。南内郭は主に生活の場の空間だったのでしょうね。
環濠広場&逆茂木 |
南内郭 |
北内郭 |
北墳丘墓 |
南内郭(西側) |
南のムラ |