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【山口県山口市】龍福寺

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山口県山口市の龍福寺

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龍福寺は、もとは白石(山口市白石)の地にありましたが、天文二十年(1551)に兵火にかかり、そのままになっていたものを弘治三年(1557)毛利隆元大内義隆の菩提を弔うためにこの地に再興しました。

 明治十四年(1881)、龍福寺は火災に遭い、ほとんどの建物が焼失しました。天台宗興隆寺から釈迦堂を移築し、曹洞宗の龍福寺本堂へ改造しました。

 この本堂は、文明十一年(1479)に建立されたと言われており、内部の、大虹梁、板蟇股、組物などは室町時代の建築の特徴をよく表しています。

 移築後、約百年の月日が経ち、大規模な修繕が必要となったことから、平成十七年から平成二十三年にかけて保存修理工事が行われ、建立当初の室町時代の姿へ戻されました。

 本堂は、桁行五間、梁間五間の入母屋造で、屋根は檜皮葺、正面には蔀戸があります。なかでも内・外陣を隔てる板扉と格子戸の組み合わせによるしつらえは、大変珍しいものです。

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大内義興

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本堂

 

 

寺名 龍福寺
住所 山口県山口市大殿大路119
TEL 083-922-1009
本尊  
創建年  
駐車場  
備考